中本哲史(ナカモト サトシ)氏について
ナカモト サトシ氏とは?
ビットコイン生みの親と言われている中本哲史(ナカモト サトシ;Satoshi Nakamoto)氏ですが、本名かどうかも含め正体が謎に包まれています。
まず、2008年に「A Peer-to-Peer Electronic Cash System(P2P 電子マネーシステム)」という論文を発表、翌2009年にはビットコインのソフトウェアをネット上に発表し、ビットコインの最初の採掘を行って運用が開始されました。しばらくは他の開発者とともに運営していたものの、徐々にチームやコミュニティから距離をおき、2010年半ばには管理自体をギャビン・アンドレセン(Gavin Andresen)氏に任せていくようになります。
そして、2011年春に「別件に移る」と言い残して、インターネット上から忽然と姿を消してしまいました。
深まる謎
端末間通信技術の交流サイト「P2P foundation(P2P財団)」に掲載されたナカモトサトシ氏の略歴によれば、日本在住の日系人男性で当時37歳という情報のみ。
コミュニティ内の活発なメンバーの一人でもあるステファン・トーマス氏が、Satoshi Nakamotoがビットコインのフォーラムに投稿した時間帯をグラフ化して調査したところ、グリニッジ標準時で午前5時から11時の6時間の間、ほぼ投稿がないことが明らかとなりました。
平日だけでなく、土・日曜日でもこのパターンが当てはまっており、この時間帯はSatoshi Nakamotoの睡眠時間なのではないかと推測されました。
彼が普通の生活習慣の持ち主であるならば、住んでいるのはUTC-05:00もしくはUTC-06:00の地域である北米東部や中部、あるいは中央アメリカの西インド諸島や南米が当てはまることになります。
中本哲史(ナカモト サトシ)氏の論文
英語論文
A Peer-to-Peer Electronic Cash System
ビットコイン2018.07.29